葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

お葬式の仏壇 ⬇️逆さごと⁉️

どもです

まんぞうです。

 

お葬式のいろいろな雑学を

お届けします。

 

結構浅い雑学ですけどね(笑)

 

身内が亡くなると

いろいろな準備をします。

「枕飾り」

ドライアイス

「家を片付ける」

「お寺さんの手配」

「関係者への連絡」

etc

 

ほとんど、葬儀屋さんが、誘導して

教えてくれますので、特に慌てる事は

ありません。

 

たくさんある準備を順番に教えてくれます。

 

その準備の中の一つに

「お仏壇直し」

があります。

f:id:to0512:20161019000126j:image 

亡くなったらすぐに、お寺さんが

「枕経」をあげに来ます(仏教の場合)

 

「枕経」とは

亡くなっていちばん最初にする お勤めです。

早いお寺さんだと、家に着いたら

待っていたかの様に、すぐに来てくれる

お寺さんもみえます。

 

その時までに、

「お仏壇を直しておく必要があります」

では、どのように直すのでしょう

 

まず、お花立てに入っている

お花樒(しきみ)に変更します。

入っていたお花は、処分します。

 f:id:to0512:20161022121900j:image

次に、敷(うちしき)裏返します。

打敷とは、仏壇にかけてある

布です。よだれ掛け?みたいな物です。

f:id:to0512:20161019000838p:image

浄土真宗系は、三角の画像のような物です。

禅宗系は、四角が多いです。

 

裏返すと、必ず白い布になっています。

 

普段から仏壇のお世話してる

おじいちゃん、おばあちゃんは、

「葬儀は、白い打敷に変えなくちゃいかん!」

と言いますが。

 

本当の意味は

白に変える事ではなく

裏返しにする事

に意味があります。

 

これを「逆さごと(さかさごと)」

といって

 

死を生きている人の領域から

隔絶させるための行為

として、されてきました。

また、あの世は、「あべこべの世界」

と思われていました。

 

現代でも

これにまつわる事は、たくさんあります。

 

例えばよく言われるのは、

あの世への旅の支度をするときの結び方

「縦結び(たてむすび)」です。

f:id:to0512:20161019004231j:image

 

これは、蝶々結び(ちょうちょうむすび)の

輪っかが縦になってしまう結び方ですが

 

(私も未だに、エプロンなどで、後ろで結ぶと、縦に結んでしまいます(笑))

 

子供の頃「立て結びだよ‼️」

って、よく大人に注意されました。

 

葬儀の時の結び方だったからですね。

 

他にも

●逆さ水

●逆さ屏風

●左前(着物の合わせを逆にする)

 

などがあります。

 

実際にあの世に行ったことは、ありませんが

「死」は受け入れ難い

「死」は怖い

そんな思いから生まれた

日本の文化

だなぁと思うと共に

 

たくさんの命が生んだ文化でもあるな

と感じます。

 

でわまた〜

最後までに読んで頂きありがとうございます。

 

 

 

 

縁起悪い⁉️友引の葬儀

みなさんこんにちわ

まんぞうです

 

「お葬式って友引にできないんでしょ」

「葬儀屋さんは、友引休みでしょ」

 

なんて事をよく言われます。

 

では、って一体なんなんでしょうか?

 

友引は六曜の一つです。

カレンダーの隅に六曜が記されてます。

  1. 先勝
  2. 友引
  3. 先負
  4. 仏滅
  5. 大安
  6. 赤口

が毎日、順番に変わります。

 f:id:to0512:20161018195300g:image

たまに、順番通りじゃないことがありますが

それは、六曜の特殊なルールがあるからです。

 

これを説明するのは、少し大変なので

気になる人はウィキペディアとかで

調べてくださいね(笑)

 

多分載ってます。

 

もともと古い習わしで

旧暦が関係してくるため

ここでは説明しきれなくて(笑)

 

んで、友引ですが

 

友引の意味は

「勝負がつかない=共に引き分ける」

という日なんです。

 f:id:to0512:20161018200056j:image

                                     

                      一応  引き分けの画像

 

あれ?と思った人もいませんか?

 

「え、友を引いていくって意味じゃないの?」

「友達を引くから葬儀はダメじゃないの?」

って思った方もあるかもしれませんね。

 

友引とは、もともと共引だったんですね。

時代と共に「共」から「友」

変わっていきました。

 

ですから実は、

「友」から連想される「友人」とは

あまり関係がないんです。

 

結婚式は、大安仏滅は避けるとか

家の建前は、大安でなど 

 

いわゆる「げん担ぎ」六曜は使われてきました。

今でも「友引」の葬儀を

避ける人は多いです。

 

それは、「葬儀」と「友引」に少しだけ

関係があるからです

 

では、実際の葬儀と「友引」の関係はというと

「火葬場がお休みする」

という事なんです。

 f:id:to0512:20161018202820p:image

火葬場が休みという事は

「火葬ができない」 

つまり、

「友引」には「火葬ができない」

                       ↓

「友引」には「葬儀ができない」

となります。

 

ま、火葬場もお休みしたいですしね。

 

ですので、「友引」お通夜はできます!

言い換えると

友引の前日には、お通夜ができません

 

ですから、葬儀屋は、

友引前日がゆっくりできる日

となります。

 

最近では、友引も営業する火葬場も出てきました。それに合わせて、

友引の葬儀も増えました。

「亡くなる人が多い」のです。

 

言い方は悪いですが

 「友引も火葬しないと焼き切れない」

のが現状です。

 

超高齢社会を迎えて、今から15年〜20年間

死者は増え続けます。

 

葬儀屋は、増え続ける葬儀を

「こなす仕事」にせずに

1人1人をしっかり送る葬儀をする事を

忘れてはいけないと、思っています。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

枕飾りって何⁉️種類 いろいろ

こんにちわ

まんぞうです。

 

お葬式の事をいろいろ時間軸で

話をしてました。

 

 

今回は

「枕飾り(まくらかざり)」

についての説明をします。

 

お葬式って、知らない事ばかりですよね。

まず、用語がわからない

聞いた事あっても、絵に浮かばない

 

これが普通です。

 

そんな「わからないこと」を

少しづつ、わかってもらいたいな

そんな風に思います。

 

では、「枕飾り(まくらかざり)」

ですが。

 

亡くなって、自宅や会館に遺体を安置した後に

枕もとに、飾る飾りのことをいいます。

f:id:to0512:20161017231055j:image

不幸を聞きつけ、お参りに来てくれた人が

礼拝するための台といったところです。

 

頭の真上に置く事が多いですが、

写真のように遺体と平行に置くこともあります。

 

地域の風習等で、机の上に置く物も若干変わりますが、

  1. ローソク立て
  2. 線香の香炉
  3. 花瓶

この三つが、主な飾りです。

 

宗派によっては、

一膳飯(いちぜんめし)

に箸を立ててお供えします。

 

また、湯呑みに水を入れたり

その湯呑みに、葉っぱを入れて浮かせておく

こともあります。

 

この飾りが終わって、初めて遺体を

安置できたと言っていいでしょう

 

昔は、

「ローソクの火は絶やしてはいかん‼️」

「線香の火は絶やしてはいかん‼️」

とよく言われ、遺体のそばで、

寝る時間を削って、火の番をしていました。

 

しかし、最近では喪家の思いや体調も気づかい

 

24時間以上火が消えない長時間ローソクや、

長い時間ついている渦巻き線香などが

あります。蚊取り線香のような形のものです。

 

ダミーの電気タイプの物もありますが

ちょっと、雰囲気が出ないですね(笑)

 

一膳飯(いちぜんめし)は、お茶碗に

ご飯をいっぱいに盛って、お箸をニ本立てます。

f:id:to0512:20161018131225j:image

よく

「ご飯にハシをたてたらいかん‼️」

って言われるのは、

この枕飾りにお供えするご飯が

そうだからです。

 

宗派によっては

必要ない場合もあります。

浄土真宗系は、必要ありません。

 

浄土真宗系は「仏飯器(ぶっぱんき)」に

円柱形もしくは、山状にご飯をお供えします。

f:id:to0512:20161018130917j:image

 

また、花瓶には、「青木」を入れます。

一般的には「樒(しきみ)」という

葉っぱを入れます。

 

f:id:to0512:20161018132155j:image

 これらのお供えを白木の机の上に置いて

「枕飾り」の完成です。

f:id:to0512:20161018145944j:image

 

でも、そんな道具ないんですけど!

 

安心して下さい。花瓶に入れる 

「水だけ」あれば

あとは、すべて葬儀屋が 用意して伺います。

 

「枕飾り。そんなものがあるんだなぁ」と

そんな程度で覚えてもらえれば

オッケーです。

 

でわでわまた〜👋

 

 

 

 

納棺の儀 最後の瞬間😢

「どーもです。まんぞうです。

お葬式に、少し関心がある人は

是非、ゆっくり、読んでもらえたら

幸いです。

 

さて、最初から、少しづつ話をしてきましたが

一応、葬儀の流れに沿った内容にしてます。

 

遺体が自宅に戻り、打ち合わせ、その後

連絡するところに、連絡して・・・ 

 

で、いよいよ、遺体をお棺に納めます。

これを

「納棺の儀」

と言います。

 

家族と一緒に納棺をしていきます。

納棺のタイミングですが、

通夜の前までに納棺する事が多いです。

 

地域によっては、先に火葬して

骨の状態で通夜、葬儀を行う地域もあります。

 

その場合は、火葬の前にお棺に納めます。

 

どうであれ、納棺をしないと

火葬できません。

 

 

さて、「納棺」ですが

まず、家族がなるべく集まる時間を選びます。

少しでも多くの人に立ち会ってもらうように

します。

 

なぜなら

 

大切な亡くなった人に触れる

「最後の機会」だからです。

 f:id:to0512:20161016233303j:image

葬儀の時に「お別れの時間」は、ありますが

その時は、まともに寄り添う事もできません。

 

ですから、この「納棺」のときには、

是非立ち会ってもらいたいと思います。

 

納棺ですが

まず、遺体を清拭(せいしき)します。

つまり、拭いてあげます。

遺体に触れる最後の機会です。

 

全身を拭くことは、しませんが

家族に手の甲や、足のあたりを

1回づつ、少しでも拭いていただきます。

綺麗にする事より、関わる事が大切です。

 

それが終わると、「旅の支度」に着替えをします。

 

白装束(しろ しょうぞく)に着替えます。

 

最近では、「納棺士」が入る事が多く

普段着ていたスーツや、私服に着替える

事も多くなりました。

 

白装束(しろ しょうぞく)とは、

  1. 足袋(たび)            足に履かせます
  2. 脚絆(きゃはん)     スネあてです。
  3. 手甲(てっこう)     手の甲につけます。
  4. 数珠(じゅず)        数珠ですね
  5. てんがん              頭の三角のやつ
  6. 頭陀袋(ずたぶくろ) 首から下げる物入れ
  7. 六文銭(ろくもんせん) 三途の河の渡し賃
  8. 白衣  
  9. 帯(おび)      
  10. 草鞋(わらじ)    
  11. 杖(つえ)

 

こんなもんかな

 

地域によって違うかもしれませんが

これを、遺体に着せていきます。

 

遺体は、あまり動かさない方が良いので

寝たままで、装着できるように

簡単な作りになっています。

f:id:to0512:20161016235137j:image

これらの装着が済むと

いよいよ、お棺に入ることとなります。

 

お棺に入ったら、

「もう、故人とは触れ合えません」

お別れです。

 

ですので、

家族も、葬儀屋もその場に居ますが

「恥ずかしい」とか

「空気読まなきゃ」

とか、いりません‼️

 

いっぱい声をかけて、

いっぱい別れを惜しんで下さい。

 

泣きくずれる人もいます。

 

でも

 

それが、普通だと、私は思います。

 

納棺が終われば、葬儀の半分終わる

とも言われるくらい

 

お棺に遺体を納めるということは、

大きな区切りの一つなんですね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お葬式🙏 近所や親戚

こんにちは、まんぞうです。

お葬式って、わからないことばかり。

「わからないことがわからない」

そんな気持ちが少しでも、楽になったらいいと

書いています。

 

今日は、「お葬式のお付き合い」

を少しお知らせできたらなと思います。

 

誰かが亡くなると、お葬式をします。

 

お葬式は、たくさんの人が関わって来ます。

最近は「家族葬」と言われる

小規模の葬儀が主流になりつつあります。

 

しかし、それでも関係者には、参列してもらう

ことが多いです。

 

では、どこまでどんな感じで、連絡したらいいのでしょうか。

 

ちなみにこの関係者の部分で

葬儀屋さんは、あまりアドバイスできません。

 

喪家さんに、おまかせすることが、ほとんどなので、喪家さんは、かなり悩みます。

 

まずは、親族です。

仲が良い、仲が悪いは関係なく、故人との血縁関係者には、連絡することをオススメします。

 

相続等の問題で、「葬儀に呼ばれなかった」

などと、後からモメる原因にもなりかねません。

 

苦手な親戚ほど、声をかけることをオススメします。嫌な事ですけどね。

 

親戚に声かけする際には、誰でも来てもらって構わないですし、限定するのは難しいですので

「人数を指定」すると、実は、親戚も助かります。

 

「◯◯家さんは、2名参列してもらえませんか?」

 

こう切り出せば、失礼ではありません。

 

人数の把握にも繋がります。

 

葬儀では、人数を把握する事が、非常に難しいため、このように、ある程度、喪家側から、

誘導すると、打ち合わせがスムーズです。

 

人数を把握しないと、困る事

  1. 通夜、香典の返礼品の数
  2. 親族の通夜の弁当の数
  3. 親族の葬儀のお昼のお弁当の数
  4. 親族の初七日の仕出し料理の数
  5. 終了後の引出物の数

この数が出ません。

これらは、喪家側で、数量をはじき出さなければなりません。

 

これが、めちゃくちゃ大変‼️

 

ですから、法事とか、親戚が集まる機会に

身内の人数だけでも、把握しておくと

いざ、葬儀になった時、あわてずにすみます。

 

 f:id:to0512:20161015150849g:image

 

後は、

  1. 近所、町内
  2. 故人の友人
  3. 故人の所属していた団体(老人クラブなど)
  4. 身内の仕事関係
  5. 地元の議員さん

 

ざっとこの辺りまでを

呼ぶか、呼ばないかの判断も含めて

把握しておかなければなりません。

 

「死人に口なし」

と、亡くなってからでは、

連絡先すらわからない事も多く

困っている方が非常に多いです

 

どんな葬儀にするかは、皆さん次第ですが

「いい加減」「手抜き」と、

身内や、周りから思われたら、寂しいですよね。

 

葬儀は、周囲に合わせ、体裁を気にしながら

するものではありませんが

「わからないし、ま、いっか」

 は、避けるように、確認できるところから

準備をしておきたいものですね。

 

<script src="https://blogcircle.jp/parts/v1?id=15966"></script>

ドライアイスの力

こんにちは、まんぞうです。

お葬式のいろいろな話を伝えていきます。

 

今は、ほとんどの方が病院で亡くなります。

亡くなると

病院で、身体を綺麗に拭いてもらい

浴衣を着せて、胸の辺りに手を組んで、

安らかに寝ている格好にしてくれます。

f:id:to0512:20161015080909j:image 

コレをやってくれる看護師さんも、大変です。

 

そして、葬儀屋さんが

病院から、会館か、自宅へ搬送してくれます。

 

 会館や自宅に着いてから、いちばん最初にやる事が

「遺体を冷やす」

ことです。

 

遺体は、亡くなった瞬間から、

ゆっくり腐敗をし始めます。

 

魚や、肉も、一日中常温だと、傷んできますね

 

人も同じです。

 

だから、冷やしてあげないといけません。

 

そこで、登場するのが

ドライアイス

です。

 

昔、水の中に入れて煙を出して遊びましたね。

イベント等の演出でもよく使われます。

f:id:to0512:20161014231725j:image

 

マイナス70度の固形の物ですが

気化すると、二酸化炭素に変わります。

 

だいたい、一回に10キログラム

を使用します。

 

頭の下お腹

 に当てて、冷やします。

頭の下は、枕みたいにして

頭の下に置きます。

 

なぜ?頭の下なの?

 

まずは、頭を冷やす事で、顔色が変わるのを防ぎます。

 

亡くなると、時間が経つにつれて、色が変わってきます。赤黒くなって

「打撲みたいな」色になっていきます。

 

身体ももちろん色が変わってきますが

衣服を着せるので、見えなくなります。

 

しかし

顔は、見てもらう機会も多いため

見れる状態を維持しなければなりません。

 

ですから、頭を冷やしてあげます。

 

続いてですが

 

お腹は、内臓が集中する場所です。

いちばん始めに、腐敗を始めるのは

内臓です。

ですから、お腹周りを集中的に冷やします。

 

ドライアイスの代わりの物もいくつか

出てきましたが、ドライアイスより効率良く

冷やせる物は、なかなかありません。

ドライアイス最強」です。

 

しかし、ドライアイスにも

デメリットがあります。それは

 

  1. 触れている場所だけしか冷えない
  2. 1日1回は、喪家宅へ行き、ドライアイスを交換しなければならない。(担当も大変)
  3. 環境に悪い、火葬の炉で、温度差により、ハゼて、炉を痛める場合もある。

 

例えば、1.ですが、

お腹を冷やしても、足や手は冷えません。

内臓も、お腹は、冷えますが、

背中側は冷えません。

 

また、24時間で、ほぼ無くなりますので

葬儀まで、日にちがあると、

ドライアイス代もバカになりません。

 

だいたい、1日1回、10キロを設置し、

1回が5,000円〜8,000円くらいです。

これは、葬儀屋さんによってまちまちです

 

10キログラムが、24時間ほどで無くなります。それを通夜の日まで、毎日入れます。

だいたい2、3回は、使用します。

 

葬儀までの日にちが長いと、回数も増えますね。

 

費用はなるべく抑えたいところですが、

ドライアイスだけは、ケチらない方が良いと

思います。

 

でわでわまたー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遺体保全が「癒し🍃」

どもども〜まんぞうです。

 

読まれてるか?読まれてないか?

わかりませんが、少しづつ読者が増えて嬉しい限りです。

 

さて、葬儀屋さんの最も重要な仕事として

「遺体保全

があります。

多分、いちばん大事じゃないかなと思います

 

順を追って説明しますと、

大切な人を亡くした遺族は、さまざまな感情を抱きます。

  1. 悲しみ
  2. 落ち込み
  3. 怒り
  4. 笑い(悲しくて、よくわからない状態)
  5. 茫然(ぼうぜん)とする

などの感情を抱きます。

 

「悲嘆にくれる」

状態です。

これを

「グリーフ状態」

と言います。

要するに、しんどいわけですね。

 

葬儀が終れば落ち着く人もいれば

何年も「グリーフ」状態でいる人もいます。

 

そりゃそうですね。

1番大切な人が亡くなったら、そうなりますよ。

 

そんな中、葬儀屋の使命とも言える

「やらなければならない事」

があります。

 

それは

「グリーフをケア」

する事です。

 

葬儀屋は、医師や、カウンセラー

ではありませんので

その状態の人を治す事は出来ません。

 

だけども、少しでもグリーフを和らげるのが

我々の使命だと考えます。 

 

そこで、もっとも重要なのが

お題の

「遺体保全

なのです。

 

お葬式で、もっとも記憶に残るのは、

「遺体のこと」

です。

 

お花、祭壇、食事、会葬者、親戚の事など、

葬儀には、いろいろな場面があります。

 

そのどれも初めての事や、わからない事で

印象的なはずですが

 

何年かして、思い出される記憶は

「遺体のこと」

なのです。

f:id:to0512:20161014102747g:image 

  1. いい顔してた
  2. 口が開いてた
  3. 苦しそうだった
  4. 笑ってた
  5. 痩せてた

さまざまな状態がありますが、

その事は、なかなか忘れません。

 

ですから、

「遺体をいかに良い状態にするか」

が、遺族を癒やすと共に、いい葬儀

つながるポイントになってきます。

 

苦しそうだった顔を、化粧や、着替えで

安らかな顔にしてあげる

 

痩せこけてた顔を

ワタを使ってふっくらさせる

 

「寝てるみたい」

「今にも起きてきそう」

 

そうさせる事で、遺族も癒され

「生きてるうちは何もしてあげれなかったけど、できる限りの事をしてあげた」

 

そんな感情を抱き、悲しみも安らぐこととなります。

 

葬儀屋さんは

「仕事だと割り切り業務的に対応する」方から

「少しでもいい葬儀にしたいと熱心な方」まで

いろいろいます。

 

お寺さんもそうですが、

いい葬儀屋、いい担当者に巡り会えたら

同じ葬儀でも、全く変わってきます。

 

そういうご縁に恵まれたいですねぇ

 

 

 

 

 

 

お布施について 第2弾‼️

いらっしゃいませ〜。まんぞうです。

 

いやはや、前回、お布施の事について

見てくれた人が多かったので

第2弾です。

 

お葬式をして下ったお寺さんには、

お布施をお渡しします。

前回説明した財施といいます。

 

さて、ここからの話は、

「私の見解」

ですので悪しからず

 

お布施ですが、

ざっとの計算方法を説明します。

f:id:to0512:20161012194811j:image

これでだいたい、最低限の金額はわかります。

こんだけ渡せば、失礼ではないだろうと

思われる金額です。

 

 

お寺さんが葬儀に関わるのは、

  1. 枕経
  2. 通夜
  3. 葬儀
  4. 初七日

以上の4回の儀式が主な関わりです。

 

さらに、お寺さんの人数

金額に影響します。

 

ルールなんてありません。あくまで、

私が考えた算出方法だということでヨロ(笑)

 

一座  5万円人数

です。

 

例えば、浄土真宗系で計算しましょう。

葬儀は2名で、あとは、1名の場合が多いので

そのパターンの時です。

 

  1. 枕経    1名=5万円
  2. 通夜    1名=5万円
  3. 葬儀    2名=10万円
  4. 初七日1名=5万円

                   合計25万円

となります。

 

禅宗系、浄土宗(太鼓とか鉢を使用する宗派)

だと、

  1. 枕経     1名=5万円
  2. 通夜     1名=5万円
  3. 葬儀     7名=35万円
  4. 初七日  1名=5万円

        合計50万円+戒名料 10万円

となります。

 

実際7名だと、100万円近いお布施の場合も

あります。お寺によって違うので、

確認は必要です。

 

ちなみに、神道(神社の葬儀)は、

20〜30万円ぐらい

 

キリスト教

20万円ぐらい

 

と言ったとこでしょうか。

 

何度も言いますが、あくまで個人の見解です。

決まりではありません。

 

しかし、現実には、

このお布施の金額がわからなくて、

悩む喪家さんが多いです。

 

金額が提示できない「お布施」ですが

もう少し、わかりやすくても良い事なのかなぁ

そんな事を思います。

 

お寺さんの中には、料金表を出して、

「はい!7名ね、80万円ねー」

なんて、お寺さんもみえます。

 

これは、これで、明瞭過ぎて、

どうなのかなぁとも思います。

 

てか、お布施じゃないじゃん

商売やん‼️

って思ってしまうわけですよ。

 

中には、素敵なお寺さんもあります。

 

「10万円くらいしかお布施用意できませんが」

と、お願いすると

 

「1人での葬儀になってしまうけど、

ちゃんと普通と同じ様にやるから、

しっかり送ってあげなさい」

 

LOVE❤️お寺さん

って人も見えます。

 

檀家制度といって、「お寺を好きに選べない」

そんなルールがありますので。

 

いいお寺さんに出会いたい。

 

それを常に願うわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊柩車 こわっ‼️

こんにちはです。まんぞうです。

お葬式の事をネタではなく、情報として

またまた、見てくれた人が

 

「知っててよかった」

 

そんな風に思ってもらえたら

嬉しいです。

 

さて、亡くなった人を運ぶ時は

専用の車を使用します。

それが

「霊柩車」です。

 

車種は、エスティマや、クラウン、

ベンツ、ボルボ、センチュリーなど

さまざまです。

 

なんと、プリウスの霊柩車もあります。

 

だいたい、後部座席を取り払って

お柩が乗るように、改造してあります。

少し後ろを伸ばした作りになっています。

 

ローラーがついていて、ゴロゴロっと

柩を滑らせて、収納します。

 

最近では、お柩が入るスペースが、

すごい豪華になっていて、

 

「生きてる人用やん‼️」

 

とも取れる造りの霊柩車もあります。

 

「他社とは違う霊柩車だよ」というアピールと

差別化を図る事で。

料金もそこそこ取れるような

高級感を全面出した、霊柩車が出て来ました。

 

f:id:to0512:20161011224037j:image

七色に光ったりします。(笑)

f:id:to0512:20161011224243j:image

こちらは、クラシック調に仕上げています。

 

少し前は、キンキラキンのお城が乗っている

ような霊柩車が主流でした。

f:id:to0512:20161011224517j:image

ここに乗っている物は、前回少しお話した、

「輿(こし)」

の名残です。今の「祭壇のもと」となるものですね。

昔は、このお神輿(みこし)のようなものに柩を乗せて

葬列を組んで出棺したからです。

 

そんな「霊柩車」ですが。

特殊な免許はいりません。普通免許で

乗れます。

 

え!遺体を運ぶのに!?

なんも特殊な免許いらないの!?

 

はい。いりません。

私も普通免許しかありません(笑)

 

ただし、所有する会社で

緑ナンバーの取得が必要です。

「一般貨物自動車運送事業者」

を取得してなければなりません。

 

荷物を運んで、料金を得る申請です。

 

つまり、言い換えると、冷たいようですが 

「遺体」は、「荷物(貨物)」

なのです。人は亡くなると、法律上の認識は

「物」

に変わってしまいます。

 

海外で亡くなったり、海外の方が亡くなると

飛行機で輸送する事が、ありますが。

貨物の申請をしなければならないのです。

 

なんか、残念な気持ちになりますが。

仕方ありません。

 

そんな、遺体を乗せて搬送する車が

「霊柩車」です。

 

霊柩車は、葬儀社が出す申請の仕方によって、若干違いますが、乗った距離で、料金が変わります。

 

病院が遠かったり、実家が遠かったりすると、

長い距離走るため、料金が上がります。

 タクシーみたいなものですね。

 

逆に、どんなに短い距離でも、例えば、

100m

でも、霊柩車を使えば、料金がかかります。

 

料金設定は、各、霊柩会社ごとに申請するので

いくらと言いにくいですが。

葬儀社からの請求は、

安くても2万円くらいは

かかると思って良いと思います。

 

よく、「搬送料金無料」という、葬儀社が

ありますが、緑ナンバーである以上

「無料」というのは、ありえません‼️

 

どこかに、料金が含まれてるか、

葬儀社が負担しているかのどちらかです。

 

「霊柩車を見たら親指隠せ!」

って小さい頃あったような気がします。

縁起悪い車に見えますが。

みんな必ず、いつかは乗る事になるのです。

死なない人いませんしね。

 

ではまた〜✋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お葬式、祭壇‼️ 質素に、立派に

どーもです。まんぞうです。

お葬式の情報をいろいろ伝えていきます。

 

同業者に、叩かれたらと、裏情報が出し切れない。そんな気持ちも否めないです。

 

出してこ!

どんどん出してこ!(笑)

 

てなわけで、

「お葬式の祭壇について」

 

祭壇って言われて、

「あーあれね」ってなる人は

そんなにいないでしょう。

 

こんなんです。

f:id:to0512:20161010215224j:image

 

でも、祭壇は、もともと、御神輿(おみこし)

のような物に柩を乗せて出棺した名残りです。

 

上の屋根の部分が輿(コシ)です。

段々になっている部分に、いろいろ乗っていますが、

 

昔は

葬列を組んで、歩いて出棺していました。

葬列とは、提灯(ちょうちん)や、松明(たいまつ)や、供物(くもつ)などを持つ役があり、その役の人のあとに、親族が並び列を作って歩きました。

 

その役の人が持っていた道具が、形を変えて

今の祭壇の上に、道具として乗っています。

 

今では、この祭壇も使わない、お花だけの祭壇も多くなりました。 

 

芸能人の葬儀なんかは、お花の祭壇ですね。

こんな感じ

f:id:to0512:20161010222524j:image

一般には、

 祭壇に、お花を添えるパターンが多いです

こんな感じ

f:id:to0512:20161010221955j:image

 

祭壇は、葬儀屋の、メインメニューです。

ここが売れないと、キツイのです。

ですから、出来るだけ高い祭壇を受注したい

わけですね。

 

葬儀屋さんの話を聞きながら、

祭壇を写真で選ぶと、どんどん高い物が良く見えます。

パンフレットも安い祭壇は、みすぼらしく見えるように作ります。

 

ですから、予算から、逆算した方が良いと思います。

 

普通の自動車買おうと思ってたら、

レクサス買っちゃった。

てな事に、ならないように

予算を決めて、祭壇も決めましょう。

 

見た目は、高ければ立派で、綺麗です。

安いと貧弱に見えます。

でも、祭壇は安くても、

葬儀は、貧弱にはなりません。

「送る気持ち」ですから。

 

できる限りの事をするべきだと思いますが

あとあと後悔しない、そんな打ち合わせを

してほしいですね。

 

祭壇が安くても、

お返しを豪華にすれば、

身内や、お参りの方々は、喜ばれます。

 

祭壇が安くても、

周りや身内がお花や供物を出してくれれば、

豪華になります。

 

祭壇が安くても

亡くなった人と、しっかりお別れできる事

大切な人をしっかり送ることで、

 

その人の死を受け入れる。

 これが1番大切です。

 

豪華にすれば、いい葬儀になる訳ではない

という事なんですね。