葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

納棺の儀 最後の瞬間😢

「どーもです。まんぞうです。

お葬式に、少し関心がある人は

是非、ゆっくり、読んでもらえたら

幸いです。

 

さて、最初から、少しづつ話をしてきましたが

一応、葬儀の流れに沿った内容にしてます。

 

遺体が自宅に戻り、打ち合わせ、その後

連絡するところに、連絡して・・・ 

 

で、いよいよ、遺体をお棺に納めます。

これを

「納棺の儀」

と言います。

 

家族と一緒に納棺をしていきます。

納棺のタイミングですが、

通夜の前までに納棺する事が多いです。

 

地域によっては、先に火葬して

骨の状態で通夜、葬儀を行う地域もあります。

 

その場合は、火葬の前にお棺に納めます。

 

どうであれ、納棺をしないと

火葬できません。

 

 

さて、「納棺」ですが

まず、家族がなるべく集まる時間を選びます。

少しでも多くの人に立ち会ってもらうように

します。

 

なぜなら

 

大切な亡くなった人に触れる

「最後の機会」だからです。

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葬儀の時に「お別れの時間」は、ありますが

その時は、まともに寄り添う事もできません。

 

ですから、この「納棺」のときには、

是非立ち会ってもらいたいと思います。

 

納棺ですが

まず、遺体を清拭(せいしき)します。

つまり、拭いてあげます。

遺体に触れる最後の機会です。

 

全身を拭くことは、しませんが

家族に手の甲や、足のあたりを

1回づつ、少しでも拭いていただきます。

綺麗にする事より、関わる事が大切です。

 

それが終わると、「旅の支度」に着替えをします。

 

白装束(しろ しょうぞく)に着替えます。

 

最近では、「納棺士」が入る事が多く

普段着ていたスーツや、私服に着替える

事も多くなりました。

 

白装束(しろ しょうぞく)とは、

  1. 足袋(たび)            足に履かせます
  2. 脚絆(きゃはん)     スネあてです。
  3. 手甲(てっこう)     手の甲につけます。
  4. 数珠(じゅず)        数珠ですね
  5. てんがん              頭の三角のやつ
  6. 頭陀袋(ずたぶくろ) 首から下げる物入れ
  7. 六文銭(ろくもんせん) 三途の河の渡し賃
  8. 白衣  
  9. 帯(おび)      
  10. 草鞋(わらじ)    
  11. 杖(つえ)

 

こんなもんかな

 

地域によって違うかもしれませんが

これを、遺体に着せていきます。

 

遺体は、あまり動かさない方が良いので

寝たままで、装着できるように

簡単な作りになっています。

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これらの装着が済むと

いよいよ、お棺に入ることとなります。

 

お棺に入ったら、

「もう、故人とは触れ合えません」

お別れです。

 

ですので、

家族も、葬儀屋もその場に居ますが

「恥ずかしい」とか

「空気読まなきゃ」

とか、いりません‼️

 

いっぱい声をかけて、

いっぱい別れを惜しんで下さい。

 

泣きくずれる人もいます。

 

でも

 

それが、普通だと、私は思います。

 

納棺が終われば、葬儀の半分終わる

とも言われるくらい

 

お棺に遺体を納めるということは、

大きな区切りの一つなんですね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます