葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

霊柩車 こわっ‼️

こんにちはです。まんぞうです。

お葬式の事をネタではなく、情報として

またまた、見てくれた人が

 

「知っててよかった」

 

そんな風に思ってもらえたら

嬉しいです。

 

さて、亡くなった人を運ぶ時は

専用の車を使用します。

それが

「霊柩車」です。

 

車種は、エスティマや、クラウン、

ベンツ、ボルボ、センチュリーなど

さまざまです。

 

なんと、プリウスの霊柩車もあります。

 

だいたい、後部座席を取り払って

お柩が乗るように、改造してあります。

少し後ろを伸ばした作りになっています。

 

ローラーがついていて、ゴロゴロっと

柩を滑らせて、収納します。

 

最近では、お柩が入るスペースが、

すごい豪華になっていて、

 

「生きてる人用やん‼️」

 

とも取れる造りの霊柩車もあります。

 

「他社とは違う霊柩車だよ」というアピールと

差別化を図る事で。

料金もそこそこ取れるような

高級感を全面出した、霊柩車が出て来ました。

 

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七色に光ったりします。(笑)

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こちらは、クラシック調に仕上げています。

 

少し前は、キンキラキンのお城が乗っている

ような霊柩車が主流でした。

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ここに乗っている物は、前回少しお話した、

「輿(こし)」

の名残です。今の「祭壇のもと」となるものですね。

昔は、このお神輿(みこし)のようなものに柩を乗せて

葬列を組んで出棺したからです。

 

そんな「霊柩車」ですが。

特殊な免許はいりません。普通免許で

乗れます。

 

え!遺体を運ぶのに!?

なんも特殊な免許いらないの!?

 

はい。いりません。

私も普通免許しかありません(笑)

 

ただし、所有する会社で

緑ナンバーの取得が必要です。

「一般貨物自動車運送事業者」

を取得してなければなりません。

 

荷物を運んで、料金を得る申請です。

 

つまり、言い換えると、冷たいようですが 

「遺体」は、「荷物(貨物)」

なのです。人は亡くなると、法律上の認識は

「物」

に変わってしまいます。

 

海外で亡くなったり、海外の方が亡くなると

飛行機で輸送する事が、ありますが。

貨物の申請をしなければならないのです。

 

なんか、残念な気持ちになりますが。

仕方ありません。

 

そんな、遺体を乗せて搬送する車が

「霊柩車」です。

 

霊柩車は、葬儀社が出す申請の仕方によって、若干違いますが、乗った距離で、料金が変わります。

 

病院が遠かったり、実家が遠かったりすると、

長い距離走るため、料金が上がります。

 タクシーみたいなものですね。

 

逆に、どんなに短い距離でも、例えば、

100m

でも、霊柩車を使えば、料金がかかります。

 

料金設定は、各、霊柩会社ごとに申請するので

いくらと言いにくいですが。

葬儀社からの請求は、

安くても2万円くらいは

かかると思って良いと思います。

 

よく、「搬送料金無料」という、葬儀社が

ありますが、緑ナンバーである以上

「無料」というのは、ありえません‼️

 

どこかに、料金が含まれてるか、

葬儀社が負担しているかのどちらかです。

 

「霊柩車を見たら親指隠せ!」

って小さい頃あったような気がします。

縁起悪い車に見えますが。

みんな必ず、いつかは乗る事になるのです。

死なない人いませんしね。

 

ではまた〜✋