葬儀で避ける言葉とは? 忌み言葉って?
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こんにちは、まんぞうです。
お葬式の「困った」にお答えしてます。
葬儀の場所は、非常にデリケートな場所です。
中でも、葬儀をお仕事にしている葬儀社は
常に気遣いを忘れてはいけません。
身だしなみ一つ取ってもそうです。
「歯を出すな」
「スーツにシワがある」
「靴が汚れている」
「前髪はかからない」
「爪は綺麗か?長すぎないか」
「髪の色は明るくないか」
「口臭、体臭、タバコの臭いはないか」
「香水はつけてはいけない」
「ポケットにいろいろ物を入れない」
「お辞儀の角度」
など、まだまだ他にも細かなマナーがたくさん
あります。
また、葬儀の現場では、
使わない方が良い言葉があります。
これを
「忌み言葉(いみことば)」
と言います。
忌み言葉とは、大切な人を亡くされ
神経質になっている親族に対して
「その言葉」が不幸を連想させる
または、不幸が続く意味合いに取られる
言葉です。
言葉は、思っているより、相手に
影響を与えます。
「そんなつもりはない」
と思って発しても、相手を傷つける事
もあるのです。
ですから、葬儀では
我々葬儀社の者はもちろん
葬儀にお参りに行っても
使わない様に気をつけるのが
マナーです。
それでは、その「忌み言葉」とは
どんな言葉なのでしょうか?
- たびたび
- またまた
- いよいよ
- 重々
- 再三
- ますます
- 次々
- 追って
- 再び
- 続く
- なお
- 重ね重ね
など、「繰り返す」「同じ事をが起こる」
などの意味合いがある言葉を言います。
また、宗旨、宗派によって
忌み言葉とは違いますが
使用を控える言葉があります。
「ご冥福(めいふく)をお祈りいたします」
という言葉を控えます。
なぜでしょうか?
まず、「ご冥福(めいふく)をお祈りいたします」ですが、
冥土(めいど)にて、幸せになれる事をお祈りしていますという意味です。
つまり、「あの世で幸せになってね」
という気持ちを言葉にしたものです。
「弔電」には定型文として
よく使われます。
言葉として、間違っていませんし、
使う人も決して悪い意味で使うわけではなく
亡くなった人を安じての言葉です。
そもそも冥福の「冥(めい)」とは、
「死者の霊魂が迷い行く道。また行き着いた暗黒の世界」
という意味もあり、
死後の世界では
あの世までの道のりの中、あの世で迷う(冥)ことがある。という考え方があります。
亡くなったら、浄土へ行く
亡くなったら、神に召される
とされて、迷うことは無いとされてますので
「ご冥福をお祈りします」
は、教えと違うとされ、お寺様は、この言葉を嫌います。
しかし、先ほどもいいましたが
故人を思うからの言葉で
宗教に背くつもりで言ってるわけでもないため
そこまで気にしなくていいと思います。
ただ、そういう意味がある事を知りつつ
言葉にしていただいたらと思います。
最後までありがとうございました。