遺体の献体(けんたい) 。意味と葬儀
こんにちは、まんぞうです。
先日いつも行く床屋さんが
「興味深いブログ」
と言って下さいました。
頑張って、続けたいと改めて感じた
今日この頃です。
さて、亡くなる方には、さまざまな要因が
あります。
- 病気
- 事故
- 自殺
- 老衰
などなどです。
その中でも
自分の「死」をしっかり見つめる方や
世の医療の事を真剣に考える方
がみえると、
臓器提供や
献体を希望される方がみえます。
ちなみに献体(けんたい)とは
死後に自分の肉体(遺体)を
解剖学の実習用教材となる事を約束し
遺族が故人の意思に沿って
医学部・歯学部の解剖学教室などに提供することである。
いわゆる、
「医学の進歩のために、私の身体で勉強して下さい」
ということです。
すごいですね。
素晴らしい事だと思います。
「誰かのために、自分を使って欲しい」
と言う気持ちの表れですから。
ただし、
本人が生きているうちに身内の同意の元
大学病院等に、献体登録をしていなければなりません
かつ、亡くなってから故人の遺志を尊重し
再度、身内が同意して
初めて献体できる事になります。
では、献体登録した場合、
葬儀はどうなるのでしょうか?
まず、葬儀は普通に行います。
一般と全く同じです。
通夜、葬儀と行います。
一般と違うところは、葬儀後です。
葬儀が終わると出棺しますが
霊柩車は
登録された大学病院などが用意します。
もちろん無料です。
葬儀会場へ、病院が用意した霊柩車が
お迎えに来て出棺します。
そこから、大学病院へ行き
腐敗処理をした後
医者を目指す方々の勉強のために
解剖され、研究されます。
ですから、通常は、すぐに火葬しますが
献体の場合は、研究の後、火葬されますので
1年から長いと3年間ほどしてから
お骨が身内に届きます。
仏式の法要は、お骨が無い状態でされるか
行わない場合もあります。
ちなみに、臓器提供の場合、
病院で先に摘出される事が多いです。
アイバンクの場合、亡くなってから
自宅に摘出に見える事もあります。
ほんの数分で、
眼球を摘出し、義眼をはめ込んで帰られます。
葬儀の打ち合わせ中だと
ちょっと打ち合わせがやりにくいです。
眼球の場合、レンズや角膜が必要なので
死後少しの時間が経っても
大丈夫のなんですね。
現代、日本の平均寿命は
男性 80.79歳
女性 87.05歳
と言われています。
ひとえに、現代医学の進歩のたまものです。
その医学の進歩を支えているのが
「亡くなった、たくさんの命」
によるものです。
私は、身内が献体を希望した時
同意できるか自信がありませんが
もし、そういう遺志があるならば
尊重したいなと思っています。
読んでいただきありがとうございました。