葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

葬儀のお花は?何出すの?

こんにちは、まんぞうです。

葬儀の事を出来るだけわかりやすく

お話ししてます。

 

お葬式が発生すると、準備がいろいろあります。

その一つに

お花を用意する事が出てきます。

 

枕花(まくらばな)や、

供花(きょうか・そなえばな)

などがあります。

 

では、これらはどんな花で

どこで頼むのでしょうか?

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枕花

葬儀が発生したら、まず最初に用意するお花と言えます。

遺体が病院から、自宅や会館に安置したら

枕飾りを用意しますが、その飾りが終わったら発注します。

[枕飾りの参考]

to0512.hatenablog.com

 

だいたい対(いっつい)

亡くなった人から見て、近い親族が枕花を用意する事が多いですが

友達や付き合いの深い方が用意される事もあります。

 

5,000円から20,000円ぐらいの金額のものを

一基ないし一対で用意して、名札を立てます

  1. 子供一同
  2. 孫一同
  3. 兄弟一同

などが一般的です。

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枕花の名入れですが

上記のように「子供」や「孫」

でくくれない場合は

個人の名前で枕花を出しても構いません。

ただし、喪主は枕花を出しません。

 

喪主は、亡くなった方に成り代わり

親族を代表する者ですので

 

極端な言い方をすると

 喪主の名前で出すという事は

自分に花を送るようなものです。

ですから、喪主は枕花は出しません 

 

子供一同や孫一同などで出す場合に

子供や孫が1人だったら

対象の方の個人名を入れて出せばいいです。

 

注文は、近くのお花屋さんか、葬儀社にお願いすれば、すぐに届けてくれます。

 

たまに、親族やおじさんで

「亡くなったらすぐに用意する」

この部分だけを覚えていて

早朝や夜中でも

「枕花を持って来てくれ!」

「すぐに用意しないと!」

と慌てる方が非常に多いですが

用意できる時に、用意すればよいです。

夜中なら、次の日の朝の発注で十分です。

通夜の前までに、用意しましょう。

 

供花・籠盛り

枕花近い親族が用意する事が多いですが

  1. その他の親族
  2. 一般の方
  3. 友人
  4. 会社関係

の方は、供花や、籠盛りなどをお供えとして

出します。

枕花同様、喪主は出しません

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これも地域によって様々ですが

5,000円から15,000円ぐらいのものが

多いです。

 

個人名、会社名などを札に名入れし

会館の中や、外へ並べます。

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これは、できるだけ

通夜の日のAMまでに取りまとめ

葬儀社にお願いします。

 

遠方の方も電話一本で、供花籠盛り

発注できます。

花キューピットなど、いろいろな手配方法が

ありますが、葬儀社によっては

持ち込み不可の葬儀社もあるため

葬儀社へ直接発注されると間違いないです。

 

料金の支払いは、

通夜・葬儀に参列する方

その会場でも支払いできますし

後日振込も可能です。

 

供花籠盛りが多いと
葬儀会館が華やかになりますね。

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供花や籠盛りは、亡くなった方に近い順番に並べるのですが、こだわるとキリがないので

わかる範囲でオッケーです。

 

私は、人の付き合いに順番付けるのは

どうかなぁと思います。

 

結局、付き合いが深い人ほど

どこに置いてあっても気にされない方が

多いです。

「そんなために花を出した訳ではない」

という事なんですね。

 

最後に、親族でいつも困る事があります。

身内に、供花・籠盛りの話をする時です。

「お花出してください」

「お花出しますか?」

など、聞きにくい、言いにくいという声をよく聞きます。

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そんな時は素直に

「お花を出していただけるようでしたら

   通夜の午前中までに、名前を教えてください

   こちらで取りまとめいたしますので」

 

と、こちら側の準備として数量を把握したい

という事を伝えると、いやらしくないです。

 

お供え物ですので、強制もできませんし

出てないからと言って気持ちが無い訳では

ありません。

 

違った形で供養される方もありますしね。

 

お供え物は、気持ちですので

難しく考えず、出したい人が

出す物だと思います。

 

ありがとうございました。