葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

お墓に納骨?いつ、どこに?

「お寺との繋がりがない、お寺とは深く関わりたくない、葬儀だけのお付き合いでいい」 そんな方は一度ご覧ください。(お付き合いのお寺がある方は、そのお寺にご相談ください)

 

どうもです。まんぞうです。

少し寒くなってきましたね。

 

寒くなってくると、葬儀屋さんは

忙しくなります。

つまり、亡くなる方が増えます。

 

来月12月は

今年最後の月で師走(しわす)とも言いますが

師走(しわす)とは

「師も走る」という意味です。

 

ここでのとは、いろいろな説がありますが

先生や、お寺さん、神主さんなどが

忙しく走り回るというのが、よく言われます。

除夜の鐘、初詣などもありますし

昔から、寒い季節は

亡くなる方が多かったのではないでしょうか。

 

「走る」仲間に

葬儀屋も入れて欲しいですね。

 

さて、葬儀が終わると、お骨を持って

家に帰ります。

そのお骨は、いつ、どんなタイミングで

お墓に入るのでしょうか?

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お墓を持ってる方

納骨のタイミングは、
実際いつでもいいのですが
親族が集まる時は、なかなか少ないため

法要と合わせて納骨する事が多いです。

 

 一般的には、忌明け法要後

もしくは一周忌法要後

お墓に入ることが多いです。

 

仏教では、亡くった日から、7日ごとに

法要が務まります。

1.  初七日(これは、葬儀の時に済ませます)

2.  二七日(ふたなのか)

3.  三七日(みなのか)

4.  四七日(よなのか)

5.  五七日(ごなのか)

6.  六七日(むなのか)

7.  四九日法要(忌明け法要)

と忌明けまで毎週法要が営まれます。

 

 最後の7週目の四九日法要(忌明け法要)の後、

そのままお寺さんとお墓へ向かい

納骨するパターンと

 

 一周忌法要の後、同じくお寺さんとお墓へ

納骨するパターンが多いです。

  

中には、お子様を亡くされた方や

思いの強い方

なかなかお骨を手放したくない方もみえます。 

その場合、3回忌や7回忌まで、納骨をしない事もあります。

 

悲しみが癒える時間は、人それぞれなんですね

 

お墓がない方

葬儀が終わってからお墓を購入されて、

予定が合う時にタイミングをみて

お寺さんに頼み、納骨する。

 

納骨堂と言って

お寺や施設にお骨を預ける

方法もあります。

 

その他の方法

樹木葬と呼ばれる

樹木葬墓地として指定された地域に

お墓を建てず、お骨を粉状にして土に返し

その上に樹木を植えるという方法もあります。

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お骨を粉状にして海へ返す

散骨と呼ばれる方法もあります。

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今では、宇宙へお骨を撒くといった

宇宙葬なんてものもあります。

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樹木葬や散骨ですが、市町村からの許可などの手続きは要りません。

粉末状にして、法律に基づいた場所へ放棄します。

 

 近年

「亡くなった後、面倒を見る者がいない」

とのことで、お墓を引っ越ししたり

「墓じまい」などで、お墓を撤去したり

そのまま無縁墓(むえんぼ)として

放置されたりなどの現象が出てきています。

 

家族、親族意識の低下や、先祖を重んじる気持ちの低下も一つの原因です。

お寺さんがちょっと手を抜いてしまったのかもしれませんね。

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命のつながりの大切さを

もっと伝えていかなければならないと

思います。

 

いつも読んでいただきありがとうございます

 

「お寺との繋がりがない、お寺とは深く関わりたくない、葬儀だけのお付き合いでいい」 そんな方は一度ご覧ください。(お付き合いのお寺がある方は、そのお寺にご相談ください)