葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

お葬式の仏壇 ⬇️逆さごと⁉️

どもです

まんぞうです。

 

お葬式のいろいろな雑学を

お届けします。

 

結構浅い雑学ですけどね(笑)

 

身内が亡くなると

いろいろな準備をします。

「枕飾り」

ドライアイス

「家を片付ける」

「お寺さんの手配」

「関係者への連絡」

etc

 

ほとんど、葬儀屋さんが、誘導して

教えてくれますので、特に慌てる事は

ありません。

 

たくさんある準備を順番に教えてくれます。

 

その準備の中の一つに

「お仏壇直し」

があります。

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亡くなったらすぐに、お寺さんが

「枕経」をあげに来ます(仏教の場合)

 

「枕経」とは

亡くなっていちばん最初にする お勤めです。

早いお寺さんだと、家に着いたら

待っていたかの様に、すぐに来てくれる

お寺さんもみえます。

 

その時までに、

「お仏壇を直しておく必要があります」

では、どのように直すのでしょう

 

まず、お花立てに入っている

お花樒(しきみ)に変更します。

入っていたお花は、処分します。

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次に、敷(うちしき)裏返します。

打敷とは、仏壇にかけてある

布です。よだれ掛け?みたいな物です。

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浄土真宗系は、三角の画像のような物です。

禅宗系は、四角が多いです。

 

裏返すと、必ず白い布になっています。

 

普段から仏壇のお世話してる

おじいちゃん、おばあちゃんは、

「葬儀は、白い打敷に変えなくちゃいかん!」

と言いますが。

 

本当の意味は

白に変える事ではなく

裏返しにする事

に意味があります。

 

これを「逆さごと(さかさごと)」

といって

 

死を生きている人の領域から

隔絶させるための行為

として、されてきました。

また、あの世は、「あべこべの世界」

と思われていました。

 

現代でも

これにまつわる事は、たくさんあります。

 

例えばよく言われるのは、

あの世への旅の支度をするときの結び方

「縦結び(たてむすび)」です。

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これは、蝶々結び(ちょうちょうむすび)の

輪っかが縦になってしまう結び方ですが

 

(私も未だに、エプロンなどで、後ろで結ぶと、縦に結んでしまいます(笑))

 

子供の頃「立て結びだよ‼️」

って、よく大人に注意されました。

 

葬儀の時の結び方だったからですね。

 

他にも

●逆さ水

●逆さ屏風

●左前(着物の合わせを逆にする)

 

などがあります。

 

実際にあの世に行ったことは、ありませんが

「死」は受け入れ難い

「死」は怖い

そんな思いから生まれた

日本の文化

だなぁと思うと共に

 

たくさんの命が生んだ文化でもあるな

と感じます。

 

でわまた〜

最後までに読んで頂きありがとうございます。