葬儀の費用や、流れ、マナー、しきたりなど、わからない事を徹底解明

イマドキの葬儀が全てわかる!葬儀屋まんぞうのぶっちゃけコラム

勝手に気ままに、葬儀の「表と裏」を書いちゃいます

遺体保全が「癒し🍃」

どもども〜まんぞうです。

 

読まれてるか?読まれてないか?

わかりませんが、少しづつ読者が増えて嬉しい限りです。

 

さて、葬儀屋さんの最も重要な仕事として

「遺体保全

があります。

多分、いちばん大事じゃないかなと思います

 

順を追って説明しますと、

大切な人を亡くした遺族は、さまざまな感情を抱きます。

  1. 悲しみ
  2. 落ち込み
  3. 怒り
  4. 笑い(悲しくて、よくわからない状態)
  5. 茫然(ぼうぜん)とする

などの感情を抱きます。

 

「悲嘆にくれる」

状態です。

これを

「グリーフ状態」

と言います。

要するに、しんどいわけですね。

 

葬儀が終れば落ち着く人もいれば

何年も「グリーフ」状態でいる人もいます。

 

そりゃそうですね。

1番大切な人が亡くなったら、そうなりますよ。

 

そんな中、葬儀屋の使命とも言える

「やらなければならない事」

があります。

 

それは

「グリーフをケア」

する事です。

 

葬儀屋は、医師や、カウンセラー

ではありませんので

その状態の人を治す事は出来ません。

 

だけども、少しでもグリーフを和らげるのが

我々の使命だと考えます。 

 

そこで、もっとも重要なのが

お題の

「遺体保全

なのです。

 

お葬式で、もっとも記憶に残るのは、

「遺体のこと」

です。

 

お花、祭壇、食事、会葬者、親戚の事など、

葬儀には、いろいろな場面があります。

 

そのどれも初めての事や、わからない事で

印象的なはずですが

 

何年かして、思い出される記憶は

「遺体のこと」

なのです。

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  1. いい顔してた
  2. 口が開いてた
  3. 苦しそうだった
  4. 笑ってた
  5. 痩せてた

さまざまな状態がありますが、

その事は、なかなか忘れません。

 

ですから、

「遺体をいかに良い状態にするか」

が、遺族を癒やすと共に、いい葬儀

つながるポイントになってきます。

 

苦しそうだった顔を、化粧や、着替えで

安らかな顔にしてあげる

 

痩せこけてた顔を

ワタを使ってふっくらさせる

 

「寝てるみたい」

「今にも起きてきそう」

 

そうさせる事で、遺族も癒され

「生きてるうちは何もしてあげれなかったけど、できる限りの事をしてあげた」

 

そんな感情を抱き、悲しみも安らぐこととなります。

 

葬儀屋さんは

「仕事だと割り切り業務的に対応する」方から

「少しでもいい葬儀にしたいと熱心な方」まで

いろいろいます。

 

お寺さんもそうですが、

いい葬儀屋、いい担当者に巡り会えたら

同じ葬儀でも、全く変わってきます。

 

そういうご縁に恵まれたいですねぇ